独ミュンスター大の Alexander Suh らは、様々な鳥類の20万に達するレトロポゾンを含む遺伝子座を検討し、早期の系統発生を解決する51のマーカーを取得しました。
その結果、スズメ類に最も近縁なのはオウム類、次に近縁なのはハヤブサ類であることがわかりました。ハヤブサ類に関して言えば、分子上彼らはワシ類とは別系統となっています。
また、さえずりの起源は、スズメ類とオウム類の共通祖先により、これまで考えられていたより3000万年前の中生代にさかのぼるとしています。
Alexander Suh, Martin Paus, Martin Kiefmann, Gennady Churakov, Franziska Anni Franke, Jürgen Brosius, Jan Ole Kriegs & Jürgen Schmitz
Mesozoic retroposons reveal parrots as the closest living relatives of passerine birds
Nature Communications 2, Article number: 443 doi:10.1038/ncomms1448