Turiasaurus riodevensis はスペインのTeruel地方、ジュラ紀と白亜紀の境界にあたる地層から産出した竜脚類です。その頭蓋要素が研究され、他の竜脚類との系統関係が明らかになりました。
Turiasaurus の頭蓋は、大型のへら状の歯、膨大し、一部退縮した外鼻孔および広く丸い鼻面をしているっことから、Jobaria, Camarasaurus および Mamenchisaurus youngi に最も類似していることが明らかになりました。
系統関係としては、Turiasaurus, Losillasaurusおよび Galveosaurus をまとめてTuriasauria というクレードが新竜脚類のすぐ外側に位置するとしています。
Rafael Royo-Torres & Paul Upchurch (2012)
The cranial anatomy of the sauropod Turiasaurus riodevensis and
implications for its phylogenetic relationships.
Journal of Systematic Palaeontology (advance online publication)
DOI:10.1080/14772019.2011.598577