韓国南東部、蔚山広域市 蔚州郡 彦陽邑 大谷里にある国宝第285号、盤亀台岩刻画。この周辺から、約1億年前の植物食恐竜の足跡が発見されました。
韓国国立文化財研究所が29日に発表したものです。今回の恐竜の足跡の化石は、盤亀台岩刻画北東25〜30m、河床岩面(海抜48〜49m)に分布し、25個確認されています。足跡の形から、鳥脚類や竜脚類のもので、少なくとも5匹以上の恐竜のものと考えられています。このうち、4足恐竜の歩いた跡と考えられる行跡2列が発見されています。
蔚山地域でこれまで恐竜の足跡化石が発見された場所は計16カ所あります。今回発見された場所については、今後の発掘の進行に応じて、審議会で保存策を検討していくそうです。