四川省のマメンキサウルス科竜脚類 Tonganosaurus hei は2010年に記載されました。記載論文では伝統的な形態の比較により新属とされていますが、詳細な系統分析はなされていませんでした。この論文ではその分析がされています。
記載論文の筆者の一人、楊春燕により、系統分析されています。その結果、四川盆地の竜脚類の中ではまず tonganosaurus hei が分岐し、次にOmeisaurus が分岐。次いで Mamenchisaurus 各種が分岐するという系統樹が得られています。
Yang Chunyan(楊春燕) (2013)
Systematic Analysis Method of Sauropod: a Case Study of Tonganosaurus hei.
Acta Geologica Sinica(地質学報中文版) (Chinese Edition) 87(12): 1826-1833 論文
記載論文
LI Kui, YANG Chun Yan, LIU Jian, WANG Zheng Xin(2010)
A NEW SAUROPOD FROM THE LOWER JURASSIC OF HUILI, SICHUAN, CHINA
VERTEBRATA PALASIATICA vol.48 no.3 pp.185-202 論文
コメントをお書きください