「恐竜博2016」では、化石クリーニング実演や、特設ショップで扱うオリジナルグッズなどがどんどん決まっているようです。
会期中、期間限定で恐竜標本のプレパレーション作業を見ることができます。実演者は、カナダ、アルバータ大学、フィリップ・カリー研究室の上級技術者をつとめるクライブ・コイ(Clive Coy)氏。
普段見ることのできない専門家の技を間近に見学することができる、またとないチャンスです。
2014年にアルバータ州で発見された、サウロルニトレステスのクリーニングを行う予定。彼のコメントとして、次のことばが伝えられています。
「サウロルニトレステスは、ひとつひとつの骨が小さくてもろいため、虫歯を削る歯医者の要領で骨を岩から注意深くはがしていく。ふやけたビスケットを、コンクリートのかたまりから傷つけずに取り出すところを想像してみてほしい。この仕事は、7500万年の間も地中に眠っていた骨の全体像を目にする最初の人間となる特権があるが、同時に、その標本を最善の状態で保存する大きな責任を負う。日々何げなく行う作業が未来永劫にわたってその標本の研究価値を決定することにもなるのだから。」
<実演スケジュール>
実演日:3月8日(火)~4月3日(日)、6月2日(木)~6月12日(日)
休演日:3月14日(月)および火曜日、水曜日 ※3月8日(火)は実演
実演時間:9:00~17:00 ※12:00~13:00は休演
※実演時間や休演日は変更になる可能性があります。