東京、上野の国立科学博物館で2021年3月9日(火)から6月13日(日)まで開催される、特別展 大地のハンター展、内覧会に行ってみました。限られた時間でしたが、その内容を紹介してみます。
行きたくなったら、オンラインによる事前予約が必要です。
公式サイトで予約するほか、注意事項の確認をお願いいたします。
展示は1太古のハンターから始まります。シルル紀のミクソプテルスから、新生代のダイアウルフやスミロドンまで、脊椎動物・無脊椎動物の、それぞれの時代の代表的なハンターが並びます。
ここでの見ものは何といっても、白亜紀に生息していた巨大ワニ、デイノスクスの実物大生体復元モデルです。半身を水面から覗かせた形ですが、かなりの迫力があります。傍らに、頭骨レプリカが展示されているので、比較するのも面白いでしょう。
一方、地味ですが見逃してはならない標本もあります。白亜紀前期、タンザニアに生息していたノトスクス類、パカスクス頭骨。3Dプリントのレプリカですが、日本初公開です。異歯性のワニ類で、奥の歯は臼歯状をしています。
白亜紀マダガスカル産の大型カエル、ベールゼブフォ骨格も、同じく3Dプリントですが日本初公開になります。ぜひ見てください。
こちらは新生代になるけれど、マチカネワニのように、よく知られた標本も、普段見られない向きで展示されています。これらも見逃せません!
中新世中ごろ、スペイン産の食肉目、イヌ亜目、アンフィキオン。クマほどの大きさで、骨を砕くことができる強固な歯をもっていたそうです。
大地を水辺、森・密林、草原、荒野それぞれの環境のハンター、おびき寄せ・待ち伏せテクニック、暗闇のハンターというカテゴリーで展示しています。下の写真は、水辺、森・密林、暗闇、草原のハンター展示からです。
偏食、毒使い、昆虫・節足動物のハンター(ここで昆虫などにもハンターがいると気づきました。)の展示です。
残念なハンターとしてのヒトについて展示があります。
特別展「大地のハンター展 〜陸の上にも4億年〜」
会 期 2021年3月9日(火)~ 6月13日(日) ※会期等は変更になる場合がございます
開館時間 9時~17時
※入場は閉館時刻の30分前まで 休館日 月曜日
※ただし、3月29日(月)、4月26日(月)、5月3日(月・祝)・24日(月)・31日(月)、6月7
日(月)は開館
会 場 国立科学博物館(東京・上野公園)
主 催 国立科学博物館、日本経済新聞社、BSテレビ東京 協力 神奈川県立生命の星・地球博物館、
北九州市立自然史・歴史博物館、京都大学、栗林自然科学写真研究所、群馬県立自然史博物
館、東京医科歯科大学、栃木県立博物館、日本蛇族学術研究所、姫路科学館、
ミュージアムパーク茨城県自然博物館、目黒寄生虫館、秋田書店、ミマキエンジニアリング、
日経サイエンス、日経ナショナル ジオグラフィック(順不同)
公式サイト http://daichi.exhn.jp/