モザンビーク北部ニアサ州の約2億5600万年前の地層から、単弓類(哺乳類型爬虫類)化石が発見・記載されました。ディキノドン類、エミドプス上科に属します。
アルゼンチン、約2億3500万年前の地層から、カンネメイエリア形ディキノドンの糞石群集がみつかりました。哺乳類でも複数個体が糞を一定の場所にする例が知られていますが、これは年代を大きく遡った、その最古の例になるそうです。
異歯類(Anomodont)は、単弓類(哺乳類型爬虫類)の中の一分類群で、ディイクトドンやディキノドンも含まれます。かれらの仲間にはペルム紀末の大量絶滅を乗り越えたものもいました。生態系が回復する中で絶滅したもののニッチを埋める形で、生き残ったものは多様化する例が見られるのですが、異歯類はそうならなかったそうです。